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2018-06-05

『星』に見る☆京都の五山送り火

こんにちは、ソフィアです。

梅雨に入りましたね。

おいしいお米のためには必要です。

しかしながら心地よい晴れた空もほしいところです。
 
 
タロットの中で、わたしの好きなカードの1枚が『星』です。

京都の五山送り火の謎の情報が載ったブログ(http://isearth.blog.fc2.com/blog-entry-378.html「癒守の地球」)を読んでいて、『星』のカードのシーンととても共通性があると気づきました。

五山の送り火には、「大文字」(大文字山または如意ヶ嶽)「妙」(西山または万灯籠山)「法」(東山または大黒天山)「舟形」(船山または西賀茂山)「鳥居」(曼荼羅山!または仙翁寺山)があります。

「妙法」は1300年代に作られ、「左大文字」は1600年代に作られた比較的新しいものらしいです。

なので、起源がはっきりしていない「大文字」と「舟形」「鳥居」を見ていこうと思います。
 
 

(クレジットフリーの画像をお借りしました)
 
「大文字」の「大」はそのブログによると「星」であるとされていました。

なるほど、夜の真っ暗な中に輝く「大」の形は確かに「星」にそっくりです。

星(恒星)は太陽のように自ら光を放つ星ですが、大文字のある如意ヶ嶽の「如意」という言葉は天照大御神が岩戸から出て来たときに由来する言葉だそうです。

エジプトの神殿などには「大」のような星がいっぱい並んで描かれています。

『星』のカードにも真ん中にとりわけ大きな星が描かれています。
 
 
「鳥居」ですが、古い時代の鳥居は樹木の間に御幣が張られたくらいのものでした。

以前、宗像大社から20分くらいのところに住んでいたのですが、奥宮に詣でたら、しつらえがほとんどない樹木の間に神が降りるような領域を区切ってありました。

まさに古の神社の姿を残している感じ。

『星』のカードには美しい自然の領域に生えた2本の樹があります。

サンクチュアリとも解釈されます。

さらに『星』のカードの左側の樹をじっくり見てください。

樹の上に鳥が泊まっています。

まさに鳥居ですね。
 
 
以前、吉野ヶ里に行った時に解説で聞いたのですが、韓国にも鳥居と同じように、神と人間をつなぐ装置として、ソッテというものがあるそうです。

ソッテは樹の上に本当に鳥の彫り物が付いています。

日本と韓国は地理的に近いですが、タロットの起源であるヨーロッパも同じものがあるというのは、スピリチュアルなものの伝統は本当に洋の東西を問わないのだなと感心します。
 
 
最後に「舟形」ですが、

『星』には水面がありますので、そこに舟があっても何の違和感もありません。

(そしてこれについてはもうひとつ別のカードとリンクします(秘)

しかし「大」の星も、「鳥居」も、「舟形」も真っ暗な夜に松明の光で形作られたら、それは地上の水面を行っているとは思えません。

「大」が星であるならば、「鳥居」はスターゲートであり、「舟形」はスターシップなのかも知れないと想像するのはいきすぎではないでしょう。

京都の夜空には古来より人々の意識を天空へと誘う仕掛けがあったんですね。

日本のスピリチュアルな伝統もタロットの伝統も奥が深い世界です。

ソフィア

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